暮らしに活かす古武術の知恵 [日々の暮らしに活かす古武術の知恵]
日々の暮らしに活かす古武術の知恵
古武術は、日本に古くからあるさまざまな武術を総称したもの。
もともとは戦で戦うために磨かれた技術ですが、古武術の考え方や体の使い方には、
現代の生活にも活かせるものがたくさんあります。
歩く、座る、立ち上がるといった人間の基本動作や、ものを持ち上げる、硬い蓋を開ける、
力を込めて何かを磨くといった家事も、古武術の体の使い方を知って活用することで、
自分の体に備わっている大きな力を無理なく引き出すことができて、日々の暮らしがラクになり、
不調の緩和にも役立ちます。
日常生活に活かす古武術は私たちは日々さまざまな活動に役たてます。
家事ひとつとっても、疲れることは多いですよね。でもやらなければいけない。
そんなときにこそ活用したいのが、古武術の体の使い方。毎日やることだから、
立つ、歩く、座る、しゃがむ、つかむ、持つ、高い位置で手を動かす、手首を使う、力を込める、
体の使い方を変えることで一気に楽になって、疲れにくくなります。
不調を整えることもできる古武術、現代人の体の不調は、体の使い方に原因がある場合も。
ツラいなと思う不調を整えるための古武術的エクササイズをもご紹介されています。
それは、基本の呼吸、肩こり、ねこ背、腰痛、ひざ痛 など・・・。.
また介護士も驚き!目からウロコの介護技
介護される側もする側も安全で疲れない古武術を取り入れた介護技を紹介。
寝返り、立ち上がり、座らせる、片麻痺の立ち、座り、車椅子の扱い方。
古武術に学ぶものの考え方を現代の日本がかかえる“おかしさ”を真っ向から斬る。
武術研究家 甲野善紀先生、身体研究家 林久仁則先生、介護福祉士 岡田慎一郎先生の監修により、
私たちが不調を整え、暮らしをラクにする体の使い方を教えていただく一冊です。
本書の一部です。画像をクリックすると少し拡大します。
甲野 善紀(こうの よしのり) プロフィール
武術研究者。20代に武の道に入り、合気道、鹿島神流、根岸流等を学んだ後「松聲館道場」を設立。
以来、剣術、抜刀術、杖術、槍術、薙刀術、体術などを独自に研究。
その技と術理がスポーツ、楽器演奏などに応用されて成果が上がり、社会的関心が高くなったことで、
より多くの世界と、より自由な対応をするため、武術の一研究者としての立場を明確にするため、
2003年武術稽古研究会を解散する。
以後、介護、工学、教育等の分野からも関心が高まり、神戸女学院大学の客員教授も務めた。
著書に『剣の精神誌』『古武術に学ぶ 身体操法』『巧拙無二』『古の武術から学ぶ 老境との向き合い方』
『古武術に学ぶ 子どものこころとからだの育てかた』など多数。
林 久仁則(はやし くにのり) プロフィール
身体教育家。幼少期の病弱な体を変えたくて中学生から食や体について探求。
筑波大学へ進学、同大学院で運動生理学を学ぶ(体育学修士)。
武術研究者の甲野善紀氏の身体操作に触れ稽古仲間と開かれた学びの場を地域のなかで進めようと決意。
食のベンチャー企業を経て2019年に独立。区内複数の場所にて稽古会の講師を務め、また大学や高校、
企業での研修を通じ身体性を育む事業の展開と普及を進めている。趣味は読書と剣道と水泳。
岡田 慎一郎(おかだ しんいちろう) プロフィール
理学療法士、介護福祉士、介護支援専門員。
身体障害者、高齢者施設に勤務し独自の身体介助法を模索する中、武術研究者の甲野善紀氏と出会い、
古武術の身体運用を参考にした「古武術介護」を提案したところ大きな反響を呼んだ。
近年は介護、医療、リハビリ、消防救命、育児、健康増進、教育など、幅広い分野で身体を通した
発想と実践を展開させ、講演、執筆、企業アドバイザーなど多岐にわたる活動を国内外で行う。
「古武術介護通信講座ベーシックコース」(夜間飛行)監修、
邦人医療支援団体 NPO法人JAMSNET日本理事兼事務局長を務める。
著書に『古武術介護入門』『シンプル身体介助術』、親子で身体いきいき 古武術あそび』
「あたりまえのカラダ』、甲野善紀氏との共著に『70歳の壁などない古武術に学ぶ身体の使い方』など。
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