地獄の解剖図鑑 [地獄の解剖図鑑]
「地獄の解剖図鑑」この世で学ぶ地獄と極楽の歩き方、
人は亡くなると「あの世」へ行くというが「あの世」とはどういう所なのだろうか ? 。
「あの世」とは「黄泉の国」ともいうようだ。
「あの世」に行って帰って来た者は居ないようだが、人伝えに話を聞いたり絵図を見たりした事の
ある人も多いが話題になったり絵図になったりしたのは何故だろう。
「黄泉」と地獄は同じ世界と思われがちですが、本質はまったく異なるようです。
「黄泉」は死者が向かう世界のことで、地獄は罪を犯した人が罪を償うために向かう「あの世」かなー
あの世には「極楽」という所もあると聞いたが、浦島太郎の話は「この世」で極楽から帰ってきた
人なのだろうか、これも話であり確かな事は分かっていないお伽話。
人は死後「あの世」に行くには皆「三途の川」を渡るという。
三途の川があるのは、此岸(現世)と彼岸(あの世)の境界で、あの世では、四十九日まで
7日間ごとに死者の魂の行き先を決める審判がおこなわれ十王と呼ばれる十人の王によって裁かれます。
此岸(現世)=(この世)で人は悪人である、それは人は生物(動物・植物)の生命を奪って生きているので
悪人である、その生命より多くの生命を助けた人は悪人とはならない。
だが地獄の沙汰も金次第と云うこともある、三途の川を渡るのには金が要る、6文銭では駄目である。
三途の川を渡る渡り銭は誰に渡るのだろうか、多分に閻魔大王と十王であろう。
地獄の盟主・閻魔大王と冥界の十王たちが、三年をかけて亡者たちの生まれ変わる先が地獄か
否かを裁く。
裁きを受け、この世で悪いことをした者は地獄へ落とされる。
どの地獄へ行くかは生前の罪の重さによって変わってくる。
それぞれの地獄では亡者を痛めつける鬼、獄卒が待ち受け、身体を切り刻んだり、火であぶったり、
岩で押しつぶしたりするなど身の毛もよだつ責め苦を実行する。
小動物を殺したり弱い者いじめをしたりした者がおちる地獄・屎泥処には煮えたぎる糞尿の池があり、
亡者はその中に落とされ、猛烈な熱さと悪臭の責め苦にあう。
水で薄めた酒や盗んできた酒を売るなど、不正をしたことで儲けた者がおちる地獄・火末虫処で
亡者は獄卒に追いかけられる上、病気に悩まされた挙げ句、虫たちに食べられる。
「食べることをやめて飢えて死ねば天に昇れる」といった邪説を説いた者がおちる地獄、
分荼梨迦処では、蓮の花が火焔となって亡者の身体を焼き尽くす。
この本では、平安時代に活躍した僧侶・源信が書いた極楽へ行くための手引書『往生要集』の
中に記された八つの地獄と死出の旅路の道行、すべての生き物は生まれ変わり、
死後に次の世へ転生するという六道輪廻の内容を丁寧に解説する。
行きたくはないが、生きている間に知りたい地獄がこの一冊で丸わかり。
また、地獄を理解する上で絶対に必要な極楽についても徹底解剖。
地獄と極楽を知りこの世で生きている内に自分の行方をお楽しみください。
章 目 次 (図をクリックすると拡大図になります)
◆冥界のキャラクター図鑑
◆第1章 往生要集に綴られた八大地獄
およそ千年以上前のこと。比叡山の僧・源信が『往生要集』という書物を執筆。
その中には地獄の様子が書き記され、現代の日本人にも通じる地獄観が作られた。
生前に悪業を働いた者がおとされる世界・地獄。
地獄は大きく分けて罪の重さによって八つの大きな地獄(八大地獄)に分けられる。
それぞれの大きな地獄に十六の小地獄が付随する。つまり、地獄の種類は全部で百三十六もあるのだ。
この本ではそれぞれの地獄の詳細と「どのような罪を犯すとこの地獄におちるのか」を丁寧に解説する。
第1章では、そんな『往生要集』の地獄の世界を紹介する。
◆第2章 死出の旅路と六道輪廻
仏教では、すべての生き物は生まれ変わり、死後に次の世へ転生するという。
それ称して「六道輪廻」というが、一体どんな世界が待ち受けているのか?
仏教では、すべての生き物は生まれ変わり死後に次の世へ転生する、それ称して「六道輪廻」という。
転生先が決まるまでの「死出の旅」と「天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道」の
六道を徹底解剖。ここでは死後にめぐる旅路と六道の世界を絵図で紐解く
◆第3章 神話・説話・絵図に見る日本の地獄模様
誰も行ったことがないからこそ、死後の世界の事はさまざまに語られてきた。
それは『古事記』『日本書紀』の神話に始まり、『日本霊異記』『法華霊験記』などの説話に
至るまでじつに多彩だ。ここでは、そんな日本の地獄模様に触れていく。
◆第4章 地獄から脱した仏の世界 極楽浄土
地獄を含めて六道輪廻は迷いと苦しみの世界だが、そこから脱出する方法がある。
仏を崇め功徳を積むこと。なかでも阿弥陀如来の名を称えて念じれば極楽浄土へ導いてくれるという。
◆第5章 地獄と並び恐れられた妖怪・幽霊・怨霊(おんりょう)
病気や天変地異はなぜ起こるのか? 古来より日本では「得体の知れないものの仕業」と考えられ、
死後の世界とは別に恐れられてきた。そこで、最後にあの世のものとして恐れられてきた
妖怪・幽霊・怨霊の類いを紹介する。
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