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思考の整理学 [思考の整理学]

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「思考の整理学」若い時に読んでいれば、と今思う。
アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?自らの体験に則し、
独自の思考のエッセンスを明快に開陳する恰好の入門書。

◆自分の頭で考えるためのヒントがここにある !!
●思考の整理には忘却がもっとも有効である。
●何か考えが浮かんだら、これを寝かせておかにくてはならない。
●見つめるナベは煮いない。
●よく切れる包丁ほど錆びやすい。
●いい考えが得られたら、めったなことで口にしてはならない。

考えることの楽しさを満喫させてくれる一冊。
2008 年に東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1 位を獲得して以来、
12年間の間にともに7度の売上1 位を獲得。

「東大・京大で一番読まれた本」として知名度を高め、新たな読者を増やし続けています。
なぜ東大生が根強く支持するのか? 、東大生の感想は外山滋比古講演会「思考の整理学を語る」より
今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことなのだ。

他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた。
大学やその先で求められている「学び」に対する姿勢が、少し分かった気がする。

知識に偏った勉強をしてきたからこそ、それじゃいけないんだ、と思いを新たにした。
考えがまとまらない時、くよくよするのがいちばんいけない。
メモをとり、整理する癖がつきました!・根底にある理念は自ら学べ、という点だと感じた。

高校生の時は意味が良く分からなかったけれど、大学に入って文章を書くようになり、
先生の仰っていたことの重要性が良く分かった。

今の自分を肯定して考えることの楽しさを教えてくれます。
時を経ても変わらない価値がある。この本を読んでいないなんて人生の半分を損している。

◆思考の整理学 レビュー
大学生の卒論対策~ビジネスマンにもお勧め
Baobab Star  評価 ★★★★★
一般論かと思っていたが、特に卒論を書くために、大学生に薦めたい本だと思った。
日本の大学に入ると、まず一般教養的な科目を受け、次に専門科目を選ぶが、卒論などの
ハウツーを一から教えるところは少ないと思われる。

まして、学会で通用するような学術的研究論文の書き方は、大学を卒業しても書ける
人が少ないように思われる。一方、アメリカでは、論理的な文章の書き方をどの専門に行っても
徹底的に基礎段階から教えられる。

それが研究をして発表し、専門分野で認められるために必要不可欠な技術であるからだ。
外山氏は、そのことを十分認識した上で、日本の教育(特に高校から大学)に欠けている
思考の方法とその整理法を、あるときは比喩的に、あるときは具体的に順番に丁寧に教示している。

大学に行く、行かない、卒論を書く書かないは別として、普通のビジネスマンにとっても
一読の価値のある良書だと思う。何度か読み直せば、更にその時々に自分の思考方法に欠けている
部分や必要な(あるいは思いがけない)ポイントが見出せる指南書でもある。


外山滋比古(トヤマシゲヒコ)
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愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。
東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、
昭和女子大学教授などを歴任。
専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。
1923年生まれ-2020年永眠。


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