日本の家族のすがた [日本の家族のすがた]
日本の家族のすがた、語りから読み解く暮らしと生き方、
その昔の家族が3世代で1家族と言われ、一つ屋根の下で暮らしていましたが、昨今は核家族と
言われいいます、
3世代が1家族として暮らしていたのは長男が家を継ぐという習わしであったのだが、
戦後日本の憲法が変わった事で、個人が誰の影響も受けない「個人の自由」で無くなった。
日本のの高度経済成長期以降、次男以降の子ど達は地方から都市部への人口流入が進み
長男も大都市での仕事を求めての都市での仕事のために家族が分離することが多く核家族の
増加を促しました。
日本では急速な高齢化が進み、2024年時点で65歳以上の高齢者が総人口の約30%を占めています。
長男も一度都市へ済んだ子供達は親元へは戻ってきません。
日本の昨今の現状で結婚しない20歳代、30歳代の男女共ともが多いという
国立社会保障・人口問題研究所の調査では、25~34歳の未婚者に独身でいる理由を尋ねたところ、
「適当な相手にめぐりあわない」という回答が最も多く男性の43.3%、女性の48.1%を占めています。
また、結婚はその後の生活には大きな経済的負担が伴います。
男性では「収入が不十分で結婚を考えられない」と感じる人も多く、特に非正規雇用の増加が
背景にあります。一方で、女性も「結婚後の生活に対する不安」や「仕事と家庭の両立」に
悩む傾向が見られます。
今の日本ては独身生活の自由や気楽さを好む人が増加しているようです。
「自由さを失いたくない」「結婚の必要性を感じない」という理由も上位に挙げられており、
また個人のライフスタイルの多様化が背景にあります。
初婚年齢が年々上昇し、現在では男性は約31歳、女性は約30歳となっているのは。
女性の社会進出が進み結婚が人生の必須要素ではないと考える人も増加しているようだ。
このような現象は日本の少子化や人口減少とも密接に関連しており社会全体の重要な課題なのだ、
次の世代の子供が少ないという事は、次の社会を担う者が居ないという事になる。
という事は、若者が一人で高齢者数人を担う事になる、各種税金をはじめ現日本人の生活基盤の
快適な暮らしは次世代の人に委ねられている。
個人の健康は皆保険で健康が保たれい居る、また厚生年金で老後の生活が保たれている。
本書は全国調査でおこなった幅広い世代への数多くのインタビューから夫婦間の葛藤、離婚後の実際、
子育てへの関わり方、親やきょうだいとの距離感、退職後の関係性など、家族生活のリアルに迫り、
日本の家族のすがたを多角的に浮かび上がらせる。
内容紹介 目次
序章 NFRJ18質的調査と戦後日本の家族変動
第1部 家族になる、
家族と別れる(結婚の選択における親の影響、妊娠先行型結婚の語りにみる
世代差離婚の語りにみる日本夫婦の親密性、離別女性の生活再建ーサポートネットワークを中心に)
第2部 子どもを育てる
家事をする(世代間比較の語りからみる親であるという経験)
夫の家事・子育てをめぐる妻のジレンマ
家事に向き合う男性の意識ー損得や快苦や繁閑とは異なる家事の規定要因
子育て主婦とキャリアの見通しー中断から再就職の間で/家族は余暇をどう過ごしているのか
第3部 家族と老いる
家族を思う(成人後の親子関係ー実の親・義理の親と関係が「よくない」人の語りから
介護・相続にみる中年期以降のきょうだい関係とアンビバレンス
「仕事を辞めること」の語りと夫婦関係
高齢期の人生回顧ー団塊の世代は職業・家族をどのように振り返るのか)
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