日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで [日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで]
日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで
その昔の歴史は、記録者が方々に居り聞き伝えにより記録していたのだろう、
その記録(古文書)があちこち見つかって歴史が表されいて来たと思う。
私は歴史「人物伝」類のものを読んでいると、良く「古文書」を熟読によるものと、
関係古文書を理解して、作家の思い入れの人物を作り小説にしたものがあります。
私の好む作家は、山岡荘八、海音寺潮五郎、桑田忠親、などを愛読している。
山岡荘八は年号をきちんと入れてあるので歴史と合わせて良く理解できる。
小説だから作者の思惑で人物を膨らませて読み手を感動させてくれる、
その所に面白味作り、作家により少しずつ変化した時代感と人物像が微妙に変化している。
NHKで作成される「大河ドラマ」などは作成されるごとに人物像がが変化している。
江戸時代になると、資料が豊富だから本当の人物の評価が分かれるのだろう。
極近年の「忠臣蔵」などは庶民の心を楽しく惑わした歴史物語だと思う。
四十七士の武士達と家老の忠勤が市民の心を揺すったのでしょう。
歴史には裏があるというが、裏は裏であり創造の世界を楽しむのです。
古文書と格闘し続けた著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。
というこの書籍は「日本史を暴く-戦国の怪物」歴史背景をりかいして楽しく読める。
その内容を解読すると教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。
明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、
忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた
孝明天皇の病床記録など、古文書と格闘し続ける著者が明らかにした。
豊臣秀吉と徳川家康が転機を迎えた「史上最強のパワースポット」とは。
豊臣秀吉の行動年号と秀頼の誕生とが微妙に異なるので秀頼は本当に秀吉の子なのかとなる。
知っているつもりの日本史物語を読みなおせば新たな面が見えてくる。
松永久秀が大悪人とされたのはなぜか、鼠小僧は義賊ではなかった?、
最後の女性天皇はいかに譲位したか、孝明天皇の病床記録はなぜ漏れたのか。
著者が発見した龍馬や西郷の書状の中身は、昭和天皇を育てた男の和歌集に秘められた思い。
当代随一の人気歴史家が、日本史の謎の数々に迫り古文書の中から見えてくる、
本当の歴史の面白さがここに暴かれる。
本書の目次
第1章 戦国の怪物たち
・大仏を焼いたのは松永久秀か
・久秀が大悪人にされた理由
・信長は「地球は球体」をひろめた
・明智光秀の出世術
・光秀登場の黒幕
・細川家に伝わる「光秀謀反」の真相
・信長の遺体の行方
・水攻めを許した毛利の事情
・比類なき戦国美少年と淀殿
・秀頼の実父に新候補
第2章 江戸の殿様・庶民・猫(三代・徳川家光の「女装」;甲賀忍者も勤め人 ほか)
第3章 幕末維新の光と闇(西郷隆盛、闇も抱えた男;幕末、公家の花見行 ほか)
第4章 疫病と災害の歴史に学ぶ(ねやごとにも自粛要請;感染楽観で繰り返した悲劇 ほか)
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著者等紹介
磯田道史 プロフィール
1970年岡山県生まれ慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。
茨城大学准教授、静岡文化芸術大学教授などを経て2016年、国際日本文化研究センター准教授、
21年より同教授。伊丹十三賞受賞。著書『武士の家計簿』(新潮新書、新潮ドキュメント賞受賞)、
『天災から日本史を読みなおす』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)
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